スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告
天才たちのスペイン
天才たちのスペイン
谷口江里也氏「天才たちのスペイン」読了。スペインの12人の天才芸術家をめぐる様々な人生、美は人間を人間たらしめる関所に似て、向こう側に行かないと人間には成れない。そして天才達こそが人間本来なのではないかと問いかける。本書に取り上げられた12人の中からベラスケスの章を取り上げてみよう。
ベラスケスの「ラス・メニーナス」は、描かれている人達の「あちら」と、彼らが見ている「こちら」の両方がバランスを取って完成する。この方法は物理学でいえばニュートンの万有引力の法則の発見に匹敵する。二次元のキャンバスに描くだけだった絵画の世界を拡張し、人間の知覚へ直接書き込む方法をベラスケスは発見したのだ。ピカソはプラド美術館でこの絵を見て58点もの連作を描くことになる。
現実の向こうにもう一つの真実がある、あなたの心の中で完成する絵、平面の空間化、視覚的遊戯、同時代ではセルバンテスが「ドン・キ・ホーテ」、シェイクスピアは「リア王」で新しい実験をしている。この時代には新しい創造が起こる何かがあったのだろうか。作者はそのあたりに分け入っていく。平面情報の「絵画」の中に全く違った次元をインプット可能であることを発見するには、科学者にも似た洞察力と知性が必要だ。天才たちはそれを軽やかに身に纏う。
最終章には著者と共働した現代建築家であるリカルド・ボフィルを取り上げる。著者は建築家でもある。「空間構成言語」「多様なジャンルの多様な才能を持つメンバーによるRBTAの創設」、「街というものが何かをきっかけに大きく変わり得ること」を敷衍して終わる。第一章「アルタミラの洞窟画を描いた無名の画家」から始まる、美に魅入られた創造的な人間を鼓舞する書、人が人として生き抜くための天才たちの方法を知る書となっている。
1.アルタミラの洞窟画を描いた無名の画家
2.ラ・アランブラを構想し、造り、守った人々
3.エル・グレコ
4.ミゲール・デ・セルバンテス
5.ディエゴ・ベラスケス
6.フランシスコ・デ・ゴヤ
7.アントニ・ガウディ
8.パブロ・ピカソ
9.ジョアン・ミロ
10.フェデリコ・ガルシア・ロルカ
11.サルバドール・ダリ
12.リカルド・ボフィル
https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3…/…/4896424956ラス・メニーナス
スポンサーサイト
【2016/09/18 16:00】 | 音楽とコンピューター | トラックバック(0) | コメント(0)
創造研究家


社会との関係性をアートしています。自分の脳を創造し、その脳が何を作り出すのかが見たいという間接的な創造を考えています。

プロフィール

池田洋一郎

Author:池田洋一郎
アート系で社会との関係性を創造しています。ミュージシャンでありますが自分のイメージは少しずれています。自分の脳を創造し、その脳が何を作り出すのかが見たいという間接的な創造を考えています。

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

FC2アフィリエイト

FC2 Affiliate

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。